11/2(月)からの待合室DVDのテーマは、脂質異常症(LDLコレステロールや中性脂肪の高値・HDLコレステロールの低値)と動脈硬化の関係性について」となります。
「悪玉」と言われるLDLコレステロールが高い方は、知らぬ間に血管が傷つき動脈硬化が進行しているので、突然心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクも高いと言われています。また中性脂肪の増加でも血管が傷つくだけではなく脂肪肝を招いたり、非常に高くなると急性膵炎を引き起こす事があります。 
脂質異常症は自覚症状はなく、放置すれば心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながる「サイレント・キラー」で、高血圧や糖尿病とならぶ生活習慣病の代表格です。高血圧を合併すると血管に圧がかかり易いため、動脈硬化はさらに進行します。糖尿病を合併するとLDLコレステロールが酸化されたり小さくなったりし、血管壁に入り込み易い状態となり動脈硬化もさらに進行します。また喫煙も大敵で、「善玉」であるHDLコレステロールを減らしたりLDLコレステロールを酸化させ、動脈硬化を進行させます。 
当院では持病として生活習慣病をお持ちの患者様には、個々のお体の状態や併存する疾患も考慮に健診以外にも個別で採血や検尿を行いながら状態把握に努め、必要に応じて普段のお薬の内容を見直し調整を行っております。
当院では12/29(火)まで市の特定健診やがん検診を実施しています。管理栄養士も在籍しておりますので、随時栄養指導や食事相談も行っています。「健診で(血圧が・脂質が・糖尿病が)引っかかってしまった」といったケースは非常に多いと思います。医師あるいはスタッフに気軽にご相談ください。